自分自身を無くそうとしても

あなたは腕を切るだろう。

あなたの細胞と体液は失われる。

私は爪を噛むだろう。

私自身を削り取るかのように。

しかしいくら自分自身をこの世から無くそうと企んでも、細胞は復活し、体液は生産され、爪は伸びてくる。

自分の意思に反して、身体はこの世に在り続けることを望んでいる。